木田金次郎美術館は1994(平成6)年１１月の開館以降、３０年にわたり故郷岩内に生まれ育った画家・木田金次郎（1893-1962）の作品を展示し、作品や資料を通じて木田に関する知見を積み重ねてきました。多くの方から作品の寄贈や寄託を受け、その都度新たな木田に関する情報が蓄積し、展覧会として紹介するなど、美術館活動の幅を広げることができました。
このたびの展覧会は、来館されたお客様から、木田に関する質問を募り、それにお答えするというものです。素朴な質問や、より詳しく木田について知りたいという、来館者の皆様からの声を、美術館３０年の活動を経て明らかになった事柄も含めて、お答えいたします。
様々な質問を木田作品とともにご覧いただくことで、これまで３０年にわたる美術館の活動を振り返り、あらためて木田作品の魅力を実感する機会になれば幸いです。