木田金次郎美術館   お問い合わせ サイトマップ
ー北海道、岩内の自然とともに生きた画家 木田金次郎の世界ー
 
美術館の活動群暉(くき)のご案内
『群暉』2019冬 Vol.94 

目 次
  • 表紙の作品「風景
  • いよいよ岩内凱旋!
    出版100年記念特別展示「有島武郎『生れ出づる悩み』と画家・木田金次郎」
  • ニセコで「有島武郎と木田金次郎」
  • 第24回 どんざ忌
  • ボランティア回想録―全道美術館ボランティア交流会を開催
  • 2018年の木田金次郎美術館5大ニュース
  • 『生れ出づる悩み』出版100年記念展 〜各会場を巡って〜
  • しりべしミュージアムロード展「花さんぽ」を振り返って
  • めぐりあい
    旅する人と旅される人
  • 編集後記
  • カラーグラフ
  • 鑑賞スケッチノート&館日誌
 
次号『群暉』春号は、
4月中旬発行予定です。


表紙の作品 《風景》1926年 油彩・板 23.8×33.3cm

 4号の木の板「スケッチ板」に描かれた油絵の小品。12月に昭和に改元される年であるが、描かれた風景からは改元前の大正15年であることがうかがえる。大正期に制作された作品は、当館収蔵作品には数点しかなく、貴重な作品といえる。岩内の友人に木田が贈ったことが裏書きされており、当館開館前からそのご本人から岩内町に寄贈された作品でもある。
  この作品も、前号表紙の《出漁》同様に、巡回企画展に出品され、これまで府中・札幌・ニセコで展示された。近景・中景・遠景がしっかりと描き分けられた作品という特徴があるものの、具体的な制作場所が判らないと、これまで眺めていた作品だったが、やはり当館とは異なる環境で展示されている姿を見るうちに、あらためて関心が呼び起こされてきたのも事実である。
  そのひとつが色彩である。鮮やかな紫やピンクが画面のところどころに用いられており、同じ会場に展示されていた(札幌・ニセコでは図版展示)、有島武郎《やちだもの木立》(1913年)にも、こうした色彩が用いられていることに共通点を見出すことができる。
  この時期の木田作品の所在が多く確認されていないために、今後の研究課題であるが、同時代の雑誌『白樺』で紹介された日本と西洋の近代美術の作品との対照も必要であろう。今回の巡回企画展で気持ちを新たにするきっかけとなった作品となった。(学芸員 岡部 卓)

木田金次郎美術館ニュース『群暉(くき)』
 『群暉』は、年4回発行している、美術館の情報誌です。誌名の『群暉(くき)』は、岩内の発展を作り上げたニシンの群来(くき)と、「落暉(らっき)」など、木田の描く太陽の輝きにちなんで名付けられました。
 当館スタッフや、ボランティアのメンバーが、新たな作品を紹介したり、最新の展覧会情報や美術館をとりまくニュースを発信しています。また、木田とかかわりのあった方への取材や寄稿を通して、画家・木田金次郎の様々な面を感じていただける内容です。NPO会員・友の会会員の皆さんには、お手元にお送りしています。
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バックナンバー
『群暉(くき)』の表紙バックナンバーをご紹介しています。
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2017冬 Vol.86 2017春 Vol.87 2017夏 Vol.88 2017秋 Vol.89
       
2018冬 Vol.90 2018春 Vol.91 2018夏 Vol.92 2018秋 Vol.93

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